楽天証券で楽天キャッシュが利用可能に。同時に楽天カード決済でのポイント還元率が変更。
2月2日にメイン証券会社の1つとして利用している楽天証券からメールが届きました。
タイトルは「投信積立の決済に関する一部条件変更および新サービス開始のお知らせ」です。
えー、改悪かなぁ…と思いながらリンク先の情報を読んでみると、なんだかいろいろと書いてあって、いい話なのか悪い話なのかパッと分からない…。
その後、自分なりに調べてみましたので結果をまとめます!
今回の変更点のまとめ
まず、ぼくが今回の変更点を読んで重要だと思ったのは以下の2点です。
- 長期的には積立投信に対する一部のポイント還元率が低下する
- ただしキャンペーン期間中は同ポイント還元率が上昇する
少し詳しく見ていきましょう。
メールに記載されていたリンクのサイトはこちらです。
投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について| 楽天証券
サイトの内容を読むと、今回の変更点は以下の2点だということがわかりました。
加えて、1つキャンペーンが実施される予定です。
投信積立で楽天キャッシュを利用すると、利用額の0.5%分の楽天ポイントが貯まるキャンペーンです。2022年8月買付分~12月買付分までの予定とのこと。
ここからそれぞれの変更点と、キャンペーンをまとめます。
変更点1: 楽天キャッシュ決済での投資信託積立設定について
2022年6月下旬頃より楽天キャッシュ決済での投信積立設定を受付開始し、2022年8月の買付分からの適用を予定しているようです。
積立可能金額の上限は月5万円。
現状の楽天カードでの投信積立の上限と同じですね。
また、楽天キャッシュについては、従来から楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると0.5%のポイント還元をうけることができます。この楽天キャッシュを使って決済ができるのは魅力的ではあります。
とはいえ、この変更はあくまで決済手段が増えるだけということです。
変更点2: 楽天カード決済での投資積立のポイント還元率の一部変更について
さて、続いてこちらの変更点。こちらが少し複雑でした。
これまでは、楽天証券の投信積立で楽天カード決済を利用していると、これまで1%のポイント還元がありました。
このポイント還元は本当に魅力的で、これが投資信託の積立は楽天証券が最強だと言われる理由の1つではないでしょうか。
しかし、なんと一部の投資信託ではこのポイント還元率が下がります。
先に結論をお伝えすると、運用管理費用(信託報酬)を抑えたインデックス型投信を積み立てておられる方はおそらく還元率低下に直撃します。
ぼくも直撃を受ける一人です。
ポイント還元率が下がるかどうかのキーは「投資信託のうち楽天証券が受け取る手数料(代行手数料)が何%なのか」です。
この手数料が何%かによって、以下のように還元率が変更されるとのこと。
- 年率0.4%以上の銘柄 … 1%還元
- 年率0.4%未満の銘柄 … 0.2%還元
って言われても楽天証券が受け取る手数料が何%とか、そんな数字見たことないがな。って思いますよね(笑)
そんな方のために、「信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満のファンド」のリストが以下リンク先にまとめられています。
楽天クレジットカード決済ポイント還元率0.2%対象銘柄一覧(2022年1月末現在)
低コストのインデックス型投信の有名どころである以下の銘柄は、上記リンクの0.2%対象銘柄一覧(2022年1月末現在)に載っていました。
- eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- ニッセイ日経225インデックスファンド
ということで、この変更は一部改悪と捉えています。
楽天キャッシュ決済のキャンペーンについて
続いて楽天キャッシュ決済利用時のキャンペーンについてみていきましょう。
キャンペーンの内容は、投信積立を楽天キャッシュで決済すると、利用額の0.5%分の楽天ポイントが貯まるというものです。
キャンペーン対象は2022年8月買付分~2022年12月買付分までの予定とのこと。
期間限定とはいえ、キャンペーンがあるのは嬉しいですね。
この変更にどう対応するか
変更点とキャンペーンの内容を確認できました。
それでは、この変更にどう対応するのがよいでしょうか?
楽天カード決済によるポイント還元率が一部低下するとはいえ、ポイント還元は残ります。
そのため、ぼくは以下のように対応しようと考えています。
もし毎月10万円の積立が可能な方は、以下2つの組み合わせがいいと思います。
楽天カード決済での還元率が0.2%の銘柄の買付でも、合計10万円に対して0.7%が還元され、700ポイントを得ることができます。
これまでは還元率1%の楽天カードでの投信積立の上限が5万円で、還元ポイントの最大は500ポイントでした。
還元ポイント数で比較すると良い変更といえますね。
気をつける必要があると思っていること
楽天キャッシュで投信積立を決済するときの注意点は、
毎月の投信積立の買付日に、楽天キャッシュに5万円分のチャージ残高を残しておく必要がある
ということですよね。
これけっこう大変になるんじゃないかと心配しています。
投信積立は放っておいてもいいのがメリットなのに、毎月楽天キャッシュの残高を気にする必要が出てきます。
楽天市場や楽天Payで楽天キャッシュを使ってしまうとチャージ残高が減ってしまうので、余裕をもってチャージしておくことになりそうです。
そうなると、無駄に楽天市場や楽天Payで買い物をしてしまうことにつながりそうで嫌ですね。